第38回ドラフト会議 2002年(平成14年)


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この年は、江川卓の東京六大学通算奪三振記録を塗り替えた和田毅(早稲田大)を、どこの球団が獲得するか注目された。他にも、新垣渚(九州共立大)、木佐貫洋(亜細亜大)、永川勝浩(亜細亜大)、久保裕也(東海大)、村田修一(日大)ら、「松坂世代」とよばれる大学組が人気となった。


●江川卓の奪三振記録を塗り替えた和田毅(早稲田大)はダイエーへ
浜田高〜早稲田大。浜田高時代は高校2年夏と3年夏の二回甲子園へ出場。 高校2年夏の甲子園は石川雅規(2001年ヤクルト自由枠)と投げ合った。3−1とリードするも、9回裏、和田の制球が乱れ、押し出しサヨナラで敗退。

この悔しさをバネに、翌年、再び戻ってきた甲子園では、2回戦で富樫(日本ハム)加藤(巨人)の新発田農、3回戦で森本(日本ハム)の帝京を破り、ベスト8進出。

ここで古木(横浜)の豊田大谷と対戦。8回まで1対3とリードされるも、土壇場9回に2点を入れ、延長戦へ突入。しかし粘りもここまで、延長10回、タイムリーを打たれ、サヨナラ負けした。しかし島根県勢としては、山陰の怪物・谷繁(大洋)を擁した江の川高以来のベスト8で、大健闘といっていいだろう。

甲子園では「悲運」が付きまとったが、大学で大きく成長。高校時代、130キロ程の球速はMAX144キロまでアップし、あの怪物・江川卓の記録を塗り替える東京六大学通算476奪三振を記録した。


●4年前にオリックスを拒否した新垣渚(九州共立大)はダイエーへ
沖縄水産高〜九州共立大。沖縄水産高時代は高校3年春、夏の二回甲子園へ出場。夏の甲子園では埼玉栄と対戦し、二番手で登板するが、2年生の大島(西武)に逆転ツーランホームランを浴び、初戦で敗退。

ドラフト会議では、オリックス、ダイエーの抽選により、希望外のオリックスが交渉権を獲得。当然ながら入団交渉は難航し、責任を感じたオリックスの編成部長が自殺するというショッキングな事件もおきた。

新垣はオリックスの指名を拒否、九州共立大へ進学。大学では48イニング無失点記録を樹立。


●甲子園優勝校・明徳義塾高の天才打者・森岡良介は中日へ
高校野球界の名門・明徳義塾で、1年生からレギュラーを獲得し、甲子園を沸かせた天才肌の森岡良介は中日1巡目指名入団。

高校1年夏の甲子園では、専大北上の梶本(ヤクルト)、PL学園の朝井(近鉄)と対戦し、7打数3安打をマーク高校2年夏の甲子園は9打数4安打。高校3年夏の甲子園は25打数10安打の活躍で、優勝に大きく貢献した。特筆すべきは守備で、高校3年のセンバツ・福岡工大城東戦では、軽快なフットワークで再三にわたりヒット性のゴロを好捕し、「守りだけだったらプロでも即戦力」と、高い評価を得た。


●元メジャーの鈴木誠(前ロイヤルズ)をオリックスが強行指名
滝川二高中退後、渡米し、大リーグでプレイした元メジャーリーガー。ドラフト前にヤクルトがテストを行ない、ヤクルト指名確実と噂されていたが、オリックスが強行指名した。大リーグ通算成績は117試合出場し、16勝31敗、防御率5.72。


●その他、指名された主な選手は
投手では、木佐貫洋(巨人自由枠)永川勝浩(広島自由枠)久保裕也(巨人自由枠)長田秀一郎(西武自由枠)

野手では、村田修一(横浜自由枠)後藤武敏(西武自由枠)らが一年目から活躍。




  




2002年(平成14年)ドラフト会議の結果

横浜
自由 村田 修一 日本大 内野手
自由 土居 龍太郎 法政大 投手
 
1巡 (指名権なし)
2巡 (指名権なし)
3巡 (指名権なし)
4巡 加藤 武治 三菱ふそう川崎 投手
5巡 吉村 裕基 東福岡高 内野手
6巡 北川 利之 川崎製鉄水島 内野手
7巡 飯田 龍一郎 兵庫育英高 投手
8巡 河野 友軌 法政大 外野手
9巡 堤内 健 日本大 投手
10巡 武山 真吾 享栄高 捕手
11巡 木村 昇吾 愛知学院大 内野手
プロ入り後の成績 
オリックス
自由 加藤 大輔 神奈川大 投手
自由 (行使せず)
 
1巡 (指名権なし)
2巡 鈴木 誠 前ロイヤルズ 投手
3巡 (指名権なし)
4巡 前田 大輔 神戸製鋼 捕手
5巡 菊池 俊夫 仙台育英高 投手
6巡 長田 勝 神港学園高 捕手
7巡 塩屋 大輔 元米独立リーグ 投手
8巡 中島 俊哉 九州国際大 外野手
プロ入り後の成績


広島
自由 永川 勝浩 亜細亜大 投手
自由 (行使せず)
 
1巡 (指名権なし)
2巡 吉田 圭 帝京高 投手
3巡 (指名権なし)
4巡 鞘師 智也 東海大 外野手
5巡 松本 高明 帝京高 外野手
プロ入り後の成績
日本ハム
自由 (行使せず)
自由 (行使せず)
 
1巡 尾崎 匡哉 報徳学園高 内野手
2巡 (指名権なし)
3巡 鎌倉 健 川之江高 投手
4巡 武田 久 日本通運 投手
5巡 小谷野 栄一 創価大 内野手
6巡 紺田 敏正 国士舘大 外野手
7巡 池田 剛基 鵡川高 内野手
8巡 鶴岡 慎也 三菱重工横浜クラブ 捕手
プロ入り後の成績 


阪神
自由 杉山 直久 龍谷大 投手
自由 江草 仁貴 専修大 投手
 
1巡 (指名権なし)
2巡 (指名権なし)
3巡 (指名権なし)
4巡 中村 泰広 日本IBM野洲 投手
5巡 久保田 智之 常磐大 投手
6巡 三東 洋 ヤマハ 投手
7巡 林 威助 近畿大 外野手
8巡 田村 領平 市和歌山商高 投手
9巡 新井 智 ローソン 投手
10巡 伊代野 貴照 ローソン 投手
11巡 萱島 大介 ローソン 内野手
12巡 松下 圭太 三瓶高 外野手
プロ入り後の成績
ロッテ
自由 (行使せず)
自由 (行使せず)
 
1巡 西岡 剛 大阪桐蔭高 内野手
2巡 (指名権なし)
3巡 浅間 敬太 敬愛学園高 投手
4巡 神田 義英 川崎製鉄水島 投手
5巡 鈴木 貴志 王子製紙 投手
6巡 金沢 岳 矢板中央高 捕手
7巡 酒井 泰志 いすゞ自動車 投手
8巡 早坂 圭介 横浜商工高 内野手
プロ入り後の成績


中日
自由 (行使せず)
自由 (行使せず)
 
1巡 森岡 良介 明徳義塾高 内野手
2巡 (指名権なし)
3巡 桜井 好実 砺波工高 外野手
4巡 植 大輔 龍谷大 投手
5巡 長峰 昌司 水戸商高 投手
6巡 小林 正人 東海大 投手
7巡 瀬間仲ノルベルト 日章学園高 内野手
8巡 湊川 誠隆 慶応大 内野手
プロ入り後の成績
ダイエー
自由 和田 毅 早稲田大 投手
自由 新垣 渚 九州共立大 投手
 
1巡 (指名権なし)
2巡 (指名権なし)
3巡 (指名権なし)
4巡 溝口 大樹 戸畑商高 投手
5巡 大野 隆治 日本大 捕手
6巡 森本 学 シダックス 内野手
7巡 田中 直樹 沖学園高 投手
8巡 稲嶺 誉 東農大生産学部 内野手
プロ入り後の成績


ヤクルト
自由 (行使せず)
自由 (行使せず)
 
1巡 高井 雄平 東北高 投手
2巡 (指名権なし)
3巡 館山 昌平 日本大 投手
4巡 泉 正義 宇都宮学園高 投手
5巡 大原 秉秀 福知山成美高 内野手
6巡 片山 文男 日章学園高 投手
7巡 高橋 敏郎 石巻専大 捕手
8巡 吉川 昌宏 ローソン 投手
9巡 小森 孝憲 東農大生産学部 投手
10巡 久保田 智 川崎製鉄千葉 外野手
11巡 大塚 淳 土浦三高 内野手
プロ入り後の成績
近鉄
自由 (行使せず)
自由 (行使せず)
 
1巡 坂口 智隆 神戸国際大付高 投手
2巡 (指名権なし)
3巡 筧 裕次郎 明徳義塾高 捕手
4巡 阿部 健太 松山商高 投手
5巡 宇都 格 川内高 投手
6巡 横山 徹也 福知山成美高 捕手
7巡 大西 宏明 近畿大 外野手
8巡 下山 真二 日本生命 外野手
9巡 井戸 伸年 元住友金属鹿島 外野手
プロ入り後の成績

巨人
自由 木佐貫 洋 亜細亜大 投手
自由 久保 裕也 東海大 投手
 
1巡 (指名権なし)
2巡 (指名権なし)
3巡 (指名権なし)
4巡 長田 昌浩 東海大望洋高 内野手
5巡 山本 光将 熊本工高 外野手
6巡 矢野 謙次 国学院大 外野手
7巡 入野 久彦 福岡大 捕手
8巡 横川 雄介 都立日野高 捕手
プロ入り後の成績
西武
自由 後藤 武敏 法政大 内野手
自由 長田 秀一郎 慶応大 投手
 
1巡 (指名権なし)
2巡 (指名権なし)
3巡 (指名権なし)
4巡 小野寺 力 常磐大 投手
5巡 春日 伸介 田辺高 捕手
6巡 上本 達之 協和発酵 捕手
プロ入り後の成績





2002年(平成14年)ってどんな年?
日本レコード大賞 浜崎あゆみ(Voyage)
最優秀新人賞 中島美嘉(STARS)
世相や流行 ベッカムヘアが流行に サッカーブーム
流行言葉 タマちゃん(アゴヒゲアザラシ) 拉致
社会の出来事 サッカーW杯の日韓共催
プロ野球の優勝チーム セ:巨人86勝52敗2引 パ:西武90勝49敗1引
プロ野球の最優秀選手 セ:松井秀喜(巨人) パ:カブレラ(西武)
春の甲子園優勝校 報徳学園(バッテリー:大谷−荒畑)
夏の甲子園優勝校 明徳義塾(バッテリー:田辺−筧)






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