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1966年(昭和41年)一次ドラフト会議 〜選択方法〜


サンケイ 広島 大洋 阪神 中日 読売 ドラフト概要
近鉄 東京 阪急 西鉄 東映 南海 選択方法



1966年第1次ドラフト会議は…
12球団はドラフト会議の前に、24人の交渉希望選手のリストをコミッショナー事務局に提出する。リストは欲しい選手順に、1位から12位まで順位をつけ、残る12人にはランクをつけない。

選択方法は、「一次選択」と「二次選択」に分かれる。



一次選択
一次選択は欲しい順に順位をつけた12人が対象。

順位1位でダブらなかったら確定。順位1位でダブった場合、そのダブった球団同士で抽選を行なう。確定した選手は、今でいうドラフト1位となる。


表は一次選択の希望選手名簿
   サンケイ 広島 大洋 阪神 中日 巨人 近鉄 東京 阪急 西鉄 東映 南海
1 奥柿 須山 松岡 江夏 大場 江夏 加藤 奥柿 江夏 上田 江夏 上田
2 吉江 三村 江夏 平山 水谷孝 山下 山下 水谷孝 水谷孝 岡村 桜井 大場
3 林田 岡村 大場 高垣 奥柿 柳田 高垣 江夏 藤田 水谷孝 千葉 江夏
4 山田 江夏 岡村 柳田 吉江 須山 江夏 園田 斉藤 江夏 笠原 園田
5 石川 高垣 須山 荒木 柴田 荒木 伊達 五島 高垣 田中 久保 山下
6 神部 小野 高垣 水谷孝 柳田 大場 吉江 水谷清 大場 村上 奥柿 石川
7 大場 山下 水谷孝 山下 内野 真鍋 上田 川畑 小野 尾関 高垣
8 田尻 江夏 水谷孝 神部 島谷 久保 橋本 大場 林田
9 木村 上田 山下 奥田 三村 岡村 大場 新井 川畑 大津 上田 平山
10 柳田 甲斐 柳田 吉江 中条 高垣 新井 三村 保谷 須山 井上 桜井
11 久保 古角 吉江 奥柿 川畑 中村 勝部 内野 岡田 川畑 水谷孝
12 岡田   新井 中山 外山 柴田 村上 得津 田代 甲斐 水谷孝 川畑
  は確定選手(ドラフト1位)

重複選手
江夏 豊(大阪学院高)=阪神、巨人、阪急、東映
奥柿 幸雄(静岡商高)=サンケイ、東京
上田 卓三(三池工高)=西鉄、南海

江夏、奥柿、上田が重複し、抽選により、阪神、サンケイ、南海がそれぞれ交渉権を獲得。抽選に外れた球団は希望選手名簿の2番目の選手がドラフト1位となるが、ここでまた阪急と東京が水谷孝でダブリ、抽選により、阪急が確定。



二次選択
二次選択はランクをつけてない残りの12人と、一次選択希望選手名簿に載りながら指名漏れした選手が対象で、ウエーバー方式によって選択が行なわれた。
矢印は指名順。偶数位はサンケイがトップ。奇数位は南海がトップ。7位以下はその繰り返し。

   ドラフト2位 ドラフト3位 ドラフト4位 ドラフト5位 ドラフト6位
サンケイ
近鉄
広島
東京
大洋
阪急
阪神
西鉄
中日
東映
巨人
南海