ドラフト候補のスカウト評価簿

■位置＝捕手　■身長＝181cm　■投打＝右投右打
■所属＝広島・広陵高


＜中村のスカウト評＞
2017/10/27、「（中日と競合も抽選勝ちし）残っていましたね。ホッとした。素材的に抜群の選手。甲子園での活躍も記憶に新しい。打撃だけでなく肩もフットワークもいい。遠い将来ではなく、近い将来に打てる捕手に育ってほしい」 （広島・緒方監督）

2017/10/10、「打撃だけじゃなくて肩も足もあるし、視野も広い。今年のアマチュア全体でナンバー1の捕手という評価は変わらない」（オリックス・柳川スカウト）

2017/10/9、「何年、何十年に一人の捕手。うちのチームに必要な足と肩は文句がない。打撃はまだ粗削りだけど、パワーはある」（広島・白武スカウト部長）

2017/10/9、「こんな捕手はしばらくは出てこない」（オリックス・柳川スカウト）

2017/8/30、「スケール感がある選手だし、しっかり結果も出したので、印象はよくなる。（甲子園での右方面への本塁打について）右打者は甲子園ではなかなか右方向へ入らないからね。打つだけじゃなく肩も強いし、足もある。スローイングを見ても地肩が強い。高校生の中では、高いレベルだと思う」（阪神・田中スカウト）

2017/8/29、「甲子園であれだけの活躍をしたから評価が変わったわけではなく、スカウト部としては甲子園に出ていなかったとしてもA評価は変わらなかった」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/8/27、「真っ芯で捉えた乾いた音がした。木のバットの対応に注目していたが、ファーストスイングでしっかりミートした」（中日・正津スカウト）

2017/8/27、「対応力が高い。ヘッドの使い方が上手だし、木製に合っている」（オリックス・中川アマスカウトグループ長）

2017/8/27、「迷わないであれだけ振れるのは凄い」（巨人・福王東日本統括スカウト）

2017/8/27、「木でも関係ないですね」（DeNA・河原東日本統括グループリーダー）

2017/8/24、「甲子園で、さらに（評価が）上がったのではないか。素材としてはそういう（高い）評価になる」（ヤクルト・小川SD）

2017/8/23、「打てる球を確実に本塁打にしている。めったに出てくる捕手ではない。この2人（中村と早実・清宮）で悩むね」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/23、「凄かったねぇあれだけ騒がれた1席目の初球でしょ？バックスクリーンまで飛ばすし、ボールの捉え方がうまいんだろう。捕手で肩も強いし、ドラフトの目玉になる。清宮のライバルになる」（ソフトバンク・王球団会長）

2017/8/23、「春の段階から1位候補。三拍子そろったとんでもない捕手。比べられる選手のいないオンリーワンの選手。大学、社会人を入れてもあんな捕手はいない」（巨人・鹿取GM）

2017/8/22、「能力の高い捕手。3拍子そろった選手です。（活躍する）素養はあったけど、あの場面で、あの大会でできるのはすごいことだと思います。（高校日本代表に選ばれ）あれだけの選手が集まっている中で、化学反応する姿を見たい」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/8/22、「走攻守そろっている。リストに入ってくるのは間違いない」　（ロッテ・林球団本部長）

2017/8/20、「（入札）1位でいくかどうか。外れではもう取れないでしょう。欲しいかどうかと言えば、間違いなく欲しい。大事なのはまず守れること。その上で打てれば、なおいい。中村は肩もフットワークもいいし、シーズン20本以上打てる可能性がある。その意味ではうってつけの存在でしょう」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/20、「中村はいきたいね。ただ、先発ピッチャーを充実させたいと考えたときに、2位まで残っているか・・・。ギリギリまで悩むと思う」（広島・松田オーナー）

2017/8/20、「捕手でも日本一になれるが、（三塁をさせたら）日本一の三塁手にもなれる。左にも右にも打てる。当然1位候補」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/8/19、「今大会で一番評価が上がった選手。上位候補どころか1位で行かないと獲れない」（DeNA・吉田編成部長）

2017/8/19、「肩は強いし、足も速い。バットの使い方がうまいから逆方向にも飛ぶ。間違いなく1位指名の12人に入るでしょう」（楽天・早川副会長補佐）

2017/8/18、「近年の高校生捕手では、3拍子そろっているという意味でも屈指の選手。肩は強いし、長打力がある。さらに足も速い。今春の地方大会から見てきましたが、甲子園の大舞台であらためて能力の高さを証明した」（巨人・渡辺スカウト）

2017/8/18、「大舞台でこれだけ打てるのは、それだけの力があるということ。こんな捕手は本当に、いない。アマチュアの中でナンバー1捕手。（2本塁打した）1試合目で、（評価は）12人の中に入っているんじゃないですか」（オリックス・柳川スカウト）

2017/8/18、「ここまで打ったら、1位指名しかないでしょう。肩もフットワークもいい。捕手として持っているものは一流。抜群でしょう」（中日・音スカウト）

2017/8/18、「肩が強くて、打撃もいい。捕手にしては足も速い。打てて、守れる捕手は、そういない。打撃はトップの位置が安定していて、バットがしっかりと出る。金属バットでの力任せではなく、いい打ち方をしている。ウチはもともと評価が高い」（DeNA・高田GM）

2017/8/18、「もともと評価は高かった。うちはまだ決まっていないが、捕手というポジションだし、（甲子園での活躍で）1位指名されるくらいに評価を上げたと思う」（ヤクルト・小川SD）

2017/8/18、「三拍子そろっていていい選手だね。ただ（若手捕手が多い）ウチのニーズに合うかは、どうかな」（西武・鈴木球団本部長）

2017/8/18、「捕手としての守備もいい。本塁打も打てて走れる」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/8/18、「（巨人・小林の高校時代と比較して）全然上。筋力とかは中村の方が桁外れにすごい」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/18、「今大会ではナンバーワン。チームによっては（ドラフト1位）12人の中に入ってくるのかな。本塁打も逆方向にも打てるし、最初は長打が打ちたいと体が開いて大振りになっていたのも、試合の中でだんだんセンター中心に修正していた。あれでライト方向にも打球が飛んでる。プロでも十分やれると思う」（阪神・熊野スカウト）

2017/8/17、「キャッチャーとしては足も速い。何より最大の魅力は肩の強さです。捕手としての素質に恵まれているうえに、バッティングもいい。ダイエーにドラフト１位で入団した城島クラスの選手になる可能性がある」（日本ハム・山田スカウト顧問）

2017/8/17、「走攻守と三拍子そろった選手。バッティングのパンチ力、脚力、肩の強さは持って生まれた才能を感じます。送球もどんな姿勢からでもうまくコントロールできる。内野手としても使えるので、どこの球団も（ドラフト）上位で狙っているという話は聞いています」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/8/15、「広陵の捕手・中村奨成が一番、目立った。逆方向の2本塁打は印象に残った。これまで反対方向には安打も見たことがなかったから。1位の12人の中に入る？　可能性はたくさんある」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/8/15、「彼がこの大会を一番うまく利用した。スター性を考えたら4拍子そろっている。過去にもなかなかいない」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/8/15、「捕手という意味でも目立つ。打撃は飛距離が出るし、肩の強さ、スピードもある」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/12、「打てる捕手としての魅力が一番。肩もあるし、足も捕手としては速い。今、プロでも打てる捕手はそんなにいない。1位候補に挙がるでしょう」（ロッテ・松本編成部長）

2017/8/12、「2本目は流し打ちというより、右方向へたたいた感じの当たりだった。肩も足もある。高校で1番の捕手。秋の12人（ドラフト1位）には入るようになるでしょう」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/8/12、「高校生ではナンバー1捕手。ケガをしても県大会から出ていたし、ハートの強さも魅力。鍛えがいがあるな、という印象。上位で指名される可能性は十分ある」（楽天・長島スカウト部長）

2017/8/12、「ここまで走攻守そろった捕手は今までにいない。みんなが注目する大舞台で、いいところが全部出た。文句のつけようがない」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/8/12、「能力の高さを証明してくれた。肩も長打力も捕手としてのフットワークも、一つ一つで能力の高さを感じた。高校生の捕手では抜けている存在」（ヤクルト・小川SD）

2017/8/12、「肩もバッティングも良かったし、足も見せてくれた。捕手が欲しいところは、いの一番でいくんじゃないか」（DeNA・吉田スカウト部長）

2017/8/12、「いい肩を持っているし、足も速い。直球も変化球も対応できるいい打者。今まで見てきた高校生捕手で1番は谷繁だと思っていたけど、いい勝負する」（広島・苑田スカウト総括部長）

2017/8/12、「これだけの肩とパワーを持っている捕手はなかなかいない。高校、大学、社会人を含めて一番の魅力がある。素材は一級品。（ドラフトで）1位クラス」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/12、「本塁打は5本くらい見ましたが、右方向への一発を初めて見ました。体が強いからこそ打てるのでしょう。一番の魅力は地肩の強さです」（阪神・田中スカウト）

2017/8/12、「リストが利いたパンチ力のある打撃が魅力。肩も強いし、足もあるし、フットワークもいい、高校トップクラスです」（オリックス・長村編成部長）

2017/8/12、「1年生のときから見てきましたが、逆方向（右方向）への本塁打は初めて。今年のアマチュアの中で1番の捕手」（オリックス・柳川スカウト）

2017/7/26、「走攻守で三拍子そろっている。チャンスで本塁打を打つ勝負強さを持っている。高校生の野手ではトップレベル、捕手ではナンバーワン」（広島・白武スカウト部長）

2017/7/26、「捕手だけど、足がある。肩も強いしまだ伸びしろがある」（広島・川端編成部グループ長）

2017/7/26、「何度か本塁打を見ているけど飛ばす力がある。肩も高校生の中では一番強い」（阪神・田中スカウト）

2017/7/24、「いいところで一発を打てる勝負強さがある。高校生の捕手の中ではナンバー1ではないか」（楽天・山下スカウト）

2017/7/24、「身体能力も高いし、守備もいい。なかなかいないタイプの捕手」（巨人・渡辺スカウト）

2017/7/24、「いい捕手でいい打者。楽しみな素材」（阪神・畑山チーフスカウト）

2017/7/13、「打つだけじゃなく肩も強いし、足もある。スローイングを見ても地肩が強い。高校生の中では高いレベルだと思う」 （阪神・田中スカウト）

2017/7/13、「身体能力が高く、打つことや走ること、投げることは高校生の中でも高い能力を持っている。1打席目も逆方向に強い当たりを打てていた」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2017/7/13、「身体能力が高い。高校時代の小林（巨人）より、全ての面で上」（広島・川端編成グループ長）

2017/7/13、「いいものを持っている。小林（巨人）に追いつけ追い越せでやってほしいね」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/7/4、「肩も強いし、パンチ力もある。それに足もある。素材としての魅力があるね。スイングスピードは速いし、遠くへ飛ばす能力がある」（中日・中田スカウト部長）

2017/7/4、「走攻守三拍子が揃った捕手は全国的に見てもなかなかいないんじゃないかな。素材は高校生トップクラス」（巨人・渡辺スカウト）

★中村（広陵）、巨人ドラ1評価
↓↓↓

■位置＝投手　■身長＝176cm　■投打＝右投右打
■所属＝福井・北陸高→中央大


＜鍬原のスカウト評＞
2017/10/27、「右のパワーピッチャーは補強ポイント。1位の鍬原は先発も抑えも両方できるタイプ。来てくれるのであれば、最初から期待したい」（巨人・高橋監督）

2017/10/21、「真っすぐの質がいい。先発でもリリーフでも適性がある」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/10/21、「こういう（ピンチの）場面で鍬原を見たかった。何度か見に来たかいがあった」（日本ハム・栗山監督）

2017/10/21、「直球の力はある。上位候補」（中日・正津スカウト）

2017/10/19、「真っすぐが走っていたし、差し込めるのがいい。上位候補でしょう」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/10/11、「序盤と中盤に球が上ずったが修正した。腕の振りがよく、切れのいい球を投げる。（ドラフト会議で）上位候補になる」（ヤクルト・小川監督）

2017/10/4、「決め球のシンカーは上（プロ）でも通用する。1位指名の可能性もある」（中日・中田スカウト部長）

2017/10/4、「安心して見ていられる。それだけコントロールが良いということ」（巨人・福王東日本統括スカウト）

2017/10/4、「打者を見て大人の投球ができるようになった」（日本ハム・今成スカウト）

2017/10/4、「初めて見たが、球の力もあるし全体的にまとまっている。もちろんリストには入っている。ボールに力があるし、まとまっている。担当スカウトの評価も高い」（西武・渡辺SD）

2017/9/14、「安定感がある。上位間違いなし」（ロッテ・諸積スカウト）

2017/9/14、「まとまりがある。上位候補」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/9/14、「秋の内容で評価が変わることはない」（中日・中田スカウト部長）

2017/5/18、「球の力は今年の候補で上位」（ヤクルト・小川SD）

2017/5/18、「球が強い。上位に入る」（西武・鈴木球団本部長）

2017/4/28、「今日はリリースが合っていなかったけど、いいときの投げ方は楽天・則本に近い」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/4/13、「このままいけば則本（楽天）みたいになれる」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/4/13、「シンカーが独特。昔、阪神の江本が投げたエモボールというのがあったけど、鍬ボールだね」（DeNA・吉田スカウト部長）

2017/4/13、「今日は全ての球種が良かった。ピンチでも狙って三振が取れるメリハリがあった」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/4/13、「まだ試行錯誤という感じだけど、相手を見ながら投げられていた。視野が広がった」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/4/13、「投げっぷりがいい。直球でも変化球でも空振りが取れる」（阪神・和田SA）

2017/4/5、「球自体は文句なし。今日の投球なら、このままでもプロで戦力になれる」（中日・中田スカウト部長）

2017/4/5、「変化球も腕が振れていて、スピードもある。すごくいい投手。楽しみ」（ヤクルト・小川SD）

2017/4/5、「楽天・則本みたい」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/4/5、「真っすぐも強いし、変化球も使える。楽しみですね」（ソフトバンク・小川編成育成部長）

2017/4/5、「春の1戦目としては十分」（巨人・柏田スカウト）
　　

■位置＝一塁手　■身長＝184cm　■投打＝右投左打
■所属＝東京・早稲田実高


＜清宮のスカウト評＞
2017/10/27、「（7球団競合の清宮を獲得し）感動しました。野球の神様が大切な宝物を預けてくださったと思っている。緊張感は満載。本人が感じている以上にできると思っている。王さんの記録を超えたいという覚悟を手伝っていきたい。日本の世界のホームラン打者にという思いです」（日本ハム・栗山監督）

2017/9/23、「それ（清宮1位）が既定方針。クジ引きになると思いますが、1位で指名させてもらおうと思っています。坂井オーナーとも金本監督とも話をして“それで行きましょう”となった」（阪神・四藤球団社長）

2017/9/7、「神宮でも国際大会でも、期待されている中で打てる。単純にそれがすごい」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/9/7、「完璧な本塁打。自分のタイミングを取れつつある」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/9/7、「木のバットでこう打つんだ、というのが分かった打球では。右の壁ができるようになった」（ソフトバンク・小川編成育成部長兼スカウト室長）

2017/9/5、「犠飛の打ち方を知っている。技術的なものがないと、打ちたくても打てない」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/9/5、「昨日速いボールを見て、今日は遅いボール。感覚のズレがあるだけで、打者にはよくあること。練習は悪くなかった」（日本ハム・岩舘スカウト）

2017/9/3、「（大飛球は）海外のボールは飛ばないから日本なら入っている。木のバットでも問題ない」（ソフトバンク・小川編成育成部長）

2017/8/27、「木のバットでもしっかり対応できていることが実証されている」（阪神・畑山スカウト）

2017/8/26、「ハンドリングが柔らかく、安打になるポイントが多い。スイングが速く、飛距離も出る。木製バットへの対応も見事。和製大砲というのはそういない。清原和博、松井秀喜、中田翔と比べても遜色ない。プロ志望届を出せば（1位指名で）何球団競合するか」（ソフトバンク・小川編成育成部長兼スカウト室長）

2017/8/26、「打つと思った。昨日のフリー打撃でも、最後の方はゲームモードだった。素晴らしいの一言」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2017/8/26、「何の心配もない。木製でもしっかり捉えて、飛ばせる」（DeNA・高田GM）

2017/8/26、「高校生であれだけ木製バットに対応したのは、清原くらい。ナンバー1。（広陵・中村との）比較は難しい」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/8/26、「スイングスピードがずば抜けている。木製でも、金属も関係ない」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/8/26、「ほかの選手と打ち方が違う。体が前に出ず、軸がしっかりしている」（日本ハム・山田スカウト顧問）

2017/8/26、「遠くに飛ばすという長距離打者の資質がある。ホームランだけでなく打率も高いのは清宮、ホームランバッターとしてなら安田、スピードも含めた総合力なら中村」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/26、「普通は木製バットに慣れるのに時間がかかるのだけどね。自分のことを分かっているから対応が早い」（楽天・仁村スカウト副部長）

2017/8/22、「清宮？　俺は欲しいよ。本当に55本の王さんの記録を超えていくのかとか・・・そういう選手が出てくるのを見てみたい。12球団、いの一番に欲しいと思っている選手なのは間違いない」（日本ハム・栗山監督）

2017/8/10、「評価？　高いですよ。プロでやる力はあると思う。1年目からどうというわけにはいかないかもしれないけど、プロで対応できるだけの広角打法もできるし、キャプテンとしてチームの先頭に立って、リーダーシップを発揮できている。特に3年になってから、すごく急に伸びた。キャプテンになって責任感も出ただろう。技術も向上していると思う。プロ向きの性格もしているみたい。プロで成功できると思う。楽しみだね」（ソフトバンク・王球団会長）

2017/8/3、「最近、オーナーが俺に（清宮を）獲れって言うんだよな。獲れって言われても、クジを引く（こと）しか（でき）ないだろうよ。お前なら獲れるだろって言われてもな。クジ運があればなぁ。結果を見れば分かるけど、あれだけ飛ばすんだからね。俺は（高校よりも）もっと前の小さいころから（清宮を）見てる。その辺の情報は、いろいろあるんで。もう巨人やソフトバンクとかが（1位指名で）行くのは決まっているんだろうけど、そうなってもシャクだから邪魔してやろうと思う」（中日・森監督）

2017/8/1、「トップクラスであるのは間違いない。タイミングの取り方や柔軟性、トップスイングからのインパクトの速さとか。評価は変わらない。（進路について）プロ志望届の提出期限の10月12日までどうなるか分からない。我々がどうすることもできないので、彼の判断を待つ」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/8/1、「この夏は、打球が逆方向が多くなったね。力があるだけじゃ飛距離は出ない。体の使い方とか、コツを持っている」（巨人・高橋監督）

2017/7/29、「高校生として桁違いのものを残している。柔軟性とパワーを兼ね備え、それがホームランという形に集約されている。お客さんを呼べるというのは承知の上。そこも大事になる」（ヤクルト・小川SD）

2017/7/29、「すごいよね。これはもう間違いなくいくんじゃないか、どの球団も」（巨人・鹿取GM）

2017/7/29、「別格。練習を見に行ったが、すごいと思った。天性のホームランアーチスト。1年生の時からいろんな投手と対戦して成長して、（打席での）対応力が上がっている」（西武・渡辺SD）

2017/7/29、「飛ばす力、技術は特別。今まで歴代の選手、高校時代の清原（ＰＬ学園）、松井（星稜）に匹敵するものがある」（日本ハム・山田スカウト顧問）

2017/7/29、「すごいね。変化球をこういう打ち方もできるんだ。なかなか引っ張れる球を投げてこない中で、逆方向に打つのは安打の延長という感じ。そういうのが本当のスラッガーだし、チームを勝たせる打者。どの球団も欲しがるのが分かるね」（日本ハム・栗山監督）

2017/7/29、「引きつけて反対方向に引っ張ることができるのがすごい。小笠原（中日2軍監督）みたい」（ロッテ・諸積スカウト）

2017/7/29、「高校生であのボール（外角低めのチェンジアップ）をあそこ（中堅左）に運べる選手はいないです。ヘッドをうまく使って、超高校級の打撃だった」（ソフトバンク・宮田スカウト）

2017/7/29、「あの球をホームランにされたら、投げるところがないですね。強引にはいってないですし、ストライクゾーンに来たら、仕留める確率は非常に高い」（中日・正津スカウト）

2017/7/26、「ヤクルトに入ったら（人気は）荒木大輔以上だろう。投手は中6日で週に1日だけど、野手は毎日だから。ドラフト会議始まって以来の12球団（1位指名）もある。ウチもチャレンジしないと、チャンスを失う」（ヤクルト・衣笠球団社長）

2017/7/26、「（一塁守備での好判断について）リスクが少ない送球。最低でもアウト１つのセオリー通り」（DeNA・武居スカウト）

2017/7/26、「ホームランも打てて、得点につながるバッティングもできる。中心選手としての条件を持っている」（中日・石井チーフスカウト）

2017/7/22、「右投げ左打ちで、あれだけ左手の押し込みが強い打者は、なかなかいない。松井、筒香、掛布クラス」（西武・鈴木球団本部長）

2017/7/22、「こすってもあれだけ飛ぶ。ガツン！という打球もあるんだけど、ああいう放物線は今までの高校生にいなかった。凡打でも紙一重の打球が多い。今日は見るところがない、という試合が少なくなってきた。広角に打てるようになってきた。芯を食わなくても（スタンドまで）いくからね」（阪神・畑山チーフスカウト）

2017/7/22、「球とバットが当たっている時間が長い。木製バットでも対応できる」（広島・尾形スカウト）

2017/7/22、「ヘッドスピードが速いから、スタンドまで届く」（ソフトバンク・小川編成部長）

2017/7/16、「足、肩を開かず、丁寧に打った。この大会に懸ける決意を感じた。プロ志望届を提出すれば、かなり入札競合する」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2017/7/16、「会心の当たりじゃなくても、角度よく上がればそのままスタンドまで行くのが凄い。そのあたりがホームランアーチスト」（ソフトバンク・山本スカウト）

2017/7/9、「（リストアップしている）他の選手との絡みもある。できる限り、見に行きたい。良いのは分かっている。間違いなくナンバーワンです」（中日・正津スカウト）

2017/6/5、「将来を考えれば高校生のスターを取らないといけない。清宮は毎年出る選手ではない。他の候補とは比べようがない。内角はさばけるし、外も泳がない。中京大中京戦の最初のホームランは苦し紛れだったが、下半身が残っているから角度が良ければ飛ぶ。引っ張った時の打球は別格。パワーも余力を残しているから確率が高い」（中日・中田スカウト部長）

2017/5/22、「力と技を兼ねた打撃。なかなか低めをさばいてライナーでホームランにできない」（オリックス・長村球団本部長）
　　

■位置＝三塁手　■身長＝188cm　■投打＝右投左打
■所属＝大阪・履正社高


＜安田のスカウト評＞
2017/10/27、「（外れで3球団競合の安田を引き当て）欲しい選手が獲れたから120点。安田選手は即戦力で考えている。長打力があり、アベレージがあり、守れる選手。最後の最後まで清宮選手か安田選手か悩んだ。マリーンズのクリーンアップを打てる選手として育っていってほしい」（ロッテ・井口監督）

2017/8/27、「足が突っ張らなくなって格段に良くなった」（ロッテ・山森スカウト）

2017/8/26、「（本塁打の打球は）まだ伸びていた。夏に見たときにスイングがよくなっていて、木でも打つと思っていた」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/8/26、「テイクバックが柔らかくなっている」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/8/26、「軸を残して打てている」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/1、「安田（履正社）、増田（横浜）も1位でおかしくない力がある」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/7/30、「緊張の中で積極的に打ったところは評価できる。プロに必要な逸材」（中日・米村スカウト）

2017/7/30、「春から順調にきている」（ソフトバンク・永山アマスカウトチーフ）

2017/7/28、「見逃しにも打ちに行く姿勢が出ている。能力がすごいのは間違いないし、それができているので鬼に金棒」（中日・石井チーフスカウト）

2017/7/28、「以前よりも積極性が出てきている」（巨人・渡辺スカウト）

2017/7/25、「逆方向へ打てるのがロングヒッターとしての要素。数少ないチャンスで結果を残せるのがスラッガー」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/7/25、「（今夏予選で四球が10個と多いのは）投手に重圧と怖さ、威圧感を与えている証拠」（中日・中田スカウト部長）

2017/7/15、「彼の長所は長打力。見られて良かったね。三塁を守れるのも魅力。ドラフトの上位には間違いなく入る」（ソフトバンク・小川編成部長）

2017/7/15、「1打席で結果を残せるのはレベルの高い選手ということ」（ヤクルト・阿部スカウト）

2017/7/15、「勝負しにきたら、きっちり仕留められる。（ドラフト1位の）最初の12人じゃないと厳しいでしょう」（オリックス・中川スカウトグループ長）

2017/6/19、「やはり長打が打てるのが最大の魅力。期待してしまいますよね」（楽天・仁村スカウト部副部長）

2017/6/19、「完璧な当たり。飛距離は早実の清宮君に匹敵するものがありますね」（ヤクルト・阿部スカウト）

2017/6/19、「レベルが高い投手の失投を逃さずに、一振りで仕留めたのは素晴らしい」（広島・鞘師スカウト）

2017/5/25、「例年に比べて候補はやや少ない。高校生野手なら早実・清宮、履正社・安田、九州学院・村上が群を抜いている」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/3/31、「いいホームランでしたね。高校生離れした体で、スイング、構えがどっしりとしている。素材そのものも素晴らしく早実の清宮君に匹敵する、能力の高いバッター。ドラフト1位候補？。清宮君も含めて、最後に絞らないといけませんね」（ロッテ・林球団本部長）

2017/3/26、「清宮は安打の延長が本塁打だが、安田は本塁打を打ってナンボ。本塁打打者になれるかどうかが評価の分かれ目」（中日・中田スカウト部長）

2017/3/26、「やっぱり印象に残ったのは早実の清宮幸太郎、履正社の安田尚憲ですね。彼らは技術だけじゃなくて、パワーもある。体もできている。今年のドラフトに関していえば、大学、社会人を含めてもＡランクといっていいと思います」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/3/20、「オフに取り組んできた反対方向への一打だったと思う。（スライダーの3三振もあり）成長と課題の部分が出たのかな」（阪神・畑山チーフスカウト）

2017/3/20、「逆方向へああいう打球を打てたのはいいこと。少し方向は違うけど、大谷が甲子園でああいう打球を打ったね」（広島・鞘師スカウト）

2017/3/20、「スケールが大きい打者だね。逆方向にも当てるだけじゃなくて、腰を入れて打てている」（オリックス・長村球団本部長）

2017/3/20、「3三振はいずれも打てない球。それまで右腰が開いていたのを最後は修正していた。一番の魅力は長打力」（中日・中田スカウト部長）

2017/3/20、「3打席三振していて、反対方向に狙って初球を打つのは大したもの。安田と清宮はトップクラス」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/3/20、「1メートル93、101キロの日大三・金成より身長は5センチ小さいが、バットは金成より強く振れる。技術と甘い球を見逃さない力があるから、高校通算49本も打てる。タイプとしては、高校の先輩のＴ－岡田（オリックス）といったところだ」（ヤクルト・小川SD）

2017/3/18、「ホームラン打者の弾道。グン、グンと2段階で伸びた」（広島・鞘師スカウト）

2017/3/17、「爆発力というか、当たったときの飛距離のすごさを感じる。将来的なタイプでいえば安田＝日ハム・中田、清宮＝DeNA・筒香」（ヤクルト・阿部スカウト）

2017/1/6、「安田は4、5回は（球場で）見ている。打撃が柔らかいよね。高校生の野手のドラフト１位は投手よりハードルが高い。（清宮、安田の指名は）あるよ」（西武・渡辺SD)
　

■位置＝投手　■身長＝174cm　■投打＝左投左打
■所属＝熊本・秀岳館高


＜川端のスカウト評＞
2017/8/18、「左で球に角度がある。ストレートは140キロ後半は出て右打者のヒザ元にしっかり投げ込んでいるし、カーブは昔でいうドロップみたいな感じ。直球も変化球も角度がいい」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/18、「今大会（の投手）では1番か2番じゃないですか。ピッチングを知っている。ムキになってガンガン行くようなタイプじゃない。抜くという緩急（の使い分けができるタイプ）だよね」（楽天・早川副会長補佐）

2017/8/15、「左に一番必要な角度があり、球速もある、ローテに入れる素材」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/15、「左腕で木更津総合・山下輝、秀岳館・川端健斗も光った」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/3/26、「投げ方がいい。体力が付いたら楽しみな素材」（オリックス・長村球団本部長）

2017/3/26、「投手では、真上から投げ下ろす秀岳館の川端、三振をとれるスライダーが武器の日大三・桜井の両左腕になる」（ヤクルト・小川SD）

2017/3/26、「ピッチャーでは、左腕なら日大三の桜井周斗、秀岳館の川端健斗」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/3/24、「秀岳館の左腕・川端が真上からのオーバースローでコンスタントに145キロの直球を投げていたのが目を引いた。思い起こすのは7年前に優勝した興南の島袋。最近は投げ下ろすというよりスリークオーター気味のオーバースローも多い。それだけに川端はカーブやスライダーの精度が上がり、落差も増せば、面白い投手になるはず。鍛治舎監督の『昨夏に比べてスピード的には8割ぐらいとみている』という話を聞くと、夏までには体幹、スタミナが強化され、強さ、安定感が増すようになるだろう」（ヤクルト・小川SD）