ドラフト候補のスカウト評価簿

■位置＝一塁手　■身長＝184cm　■投打＝右投左打
■所属＝東京・早稲田実高


＜清宮のスカウト評＞
2017/10/27、「（7球団競合の清宮を獲得し）感動しました。野球の神様が大切な宝物を預けてくださったと思っている。緊張感は満載。本人が感じている以上にできると思っている。王さんの記録を超えたいという覚悟を手伝っていきたい。日本の世界のホームラン打者にという思いです」（日本ハム・栗山監督）

2017/9/23、「それ（清宮1位）が既定方針。クジ引きになると思いますが、1位で指名させてもらおうと思っています。坂井オーナーとも金本監督とも話をして“それで行きましょう”となった」（阪神・四藤球団社長）

2017/9/7、「神宮でも国際大会でも、期待されている中で打てる。単純にそれがすごい」（日本ハム・大渕スカウト部長）

2017/9/7、「完璧な本塁打。自分のタイミングを取れつつある」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/9/7、「木のバットでこう打つんだ、というのが分かった打球では。右の壁ができるようになった」（ソフトバンク・小川編成育成部長兼スカウト室長）

2017/9/5、「犠飛の打ち方を知っている。技術的なものがないと、打ちたくても打てない」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/9/5、「昨日速いボールを見て、今日は遅いボール。感覚のズレがあるだけで、打者にはよくあること。練習は悪くなかった」（日本ハム・岩舘スカウト）

2017/9/3、「（大飛球は）海外のボールは飛ばないから日本なら入っている。木のバットでも問題ない」（ソフトバンク・小川編成育成部長）

2017/8/27、「木のバットでもしっかり対応できていることが実証されている」（阪神・畑山スカウト）

2017/8/26、「ハンドリングが柔らかく、安打になるポイントが多い。スイングが速く、飛距離も出る。木製バットへの対応も見事。和製大砲というのはそういない。清原和博、松井秀喜、中田翔と比べても遜色ない。プロ志望届を出せば（1位指名で）何球団競合するか」（ソフトバンク・小川編成育成部長兼スカウト室長）

2017/8/26、「打つと思った。昨日のフリー打撃でも、最後の方はゲームモードだった。素晴らしいの一言」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2017/8/26、「何の心配もない。木製でもしっかり捉えて、飛ばせる」（DeNA・高田GM）

2017/8/26、「高校生であれだけ木製バットに対応したのは、清原くらい。ナンバー1。（広陵・中村との）比較は難しい」（広島・苑田スカウト統括部長）

2017/8/26、「スイングスピードがずば抜けている。木製でも、金属も関係ない」（巨人・井上チーフスカウト）

2017/8/26、「ほかの選手と打ち方が違う。体が前に出ず、軸がしっかりしている」（日本ハム・山田スカウト顧問）

2017/8/26、「遠くに飛ばすという長距離打者の資質がある。ホームランだけでなく打率も高いのは清宮、ホームランバッターとしてなら安田、スピードも含めた総合力なら中村」（中日・中田スカウト部長）

2017/8/26、「普通は木製バットに慣れるのに時間がかかるのだけどね。自分のことを分かっているから対応が早い」（楽天・仁村スカウト副部長）

2017/8/22、「清宮？　俺は欲しいよ。本当に55本の王さんの記録を超えていくのかとか・・・そういう選手が出てくるのを見てみたい。12球団、いの一番に欲しいと思っている選手なのは間違いない」（日本ハム・栗山監督）

2017/8/10、「評価？　高いですよ。プロでやる力はあると思う。1年目からどうというわけにはいかないかもしれないけど、プロで対応できるだけの広角打法もできるし、キャプテンとしてチームの先頭に立って、リーダーシップを発揮できている。特に3年になってから、すごく急に伸びた。キャプテンになって責任感も出ただろう。技術も向上していると思う。プロ向きの性格もしているみたい。プロで成功できると思う。楽しみだね」（ソフトバンク・王球団会長）

2017/8/3、「最近、オーナーが俺に（清宮を）獲れって言うんだよな。獲れって言われても、クジを引く（こと）しか（でき）ないだろうよ。お前なら獲れるだろって言われてもな。クジ運があればなぁ。結果を見れば分かるけど、あれだけ飛ばすんだからね。俺は（高校よりも）もっと前の小さいころから（清宮を）見てる。その辺の情報は、いろいろあるんで。もう巨人やソフトバンクとかが（1位指名で）行くのは決まっているんだろうけど、そうなってもシャクだから邪魔してやろうと思う」（中日・森監督）

2017/8/1、「トップクラスであるのは間違いない。タイミングの取り方や柔軟性、トップスイングからのインパクトの速さとか。評価は変わらない。（進路について）プロ志望届の提出期限の10月12日までどうなるか分からない。我々がどうすることもできないので、彼の判断を待つ」（巨人・岡崎スカウト部長）

2017/8/1、「この夏は、打球が逆方向が多くなったね。力があるだけじゃ飛距離は出ない。体の使い方とか、コツを持っている」（巨人・高橋監督）

2017/7/29、「高校生として桁違いのものを残している。柔軟性とパワーを兼ね備え、それがホームランという形に集約されている。お客さんを呼べるというのは承知の上。そこも大事になる」（ヤクルト・小川SD）

2017/7/29、「すごいよね。これはもう間違いなくいくんじゃないか、どの球団も」（巨人・鹿取GM）

2017/7/29、「別格。練習を見に行ったが、すごいと思った。天性のホームランアーチスト。1年生の時からいろんな投手と対戦して成長して、（打席での）対応力が上がっている」（西武・渡辺SD）

2017/7/29、「飛ばす力、技術は特別。今まで歴代の選手、高校時代の清原（ＰＬ学園）、松井（星稜）に匹敵するものがある」（日本ハム・山田スカウト顧問）

2017/7/29、「すごいね。変化球をこういう打ち方もできるんだ。なかなか引っ張れる球を投げてこない中で、逆方向に打つのは安打の延長という感じ。そういうのが本当のスラッガーだし、チームを勝たせる打者。どの球団も欲しがるのが分かるね」（日本ハム・栗山監督）

2017/7/29、「引きつけて反対方向に引っ張ることができるのがすごい。小笠原（中日2軍監督）みたい」（ロッテ・諸積スカウト）

2017/7/29、「高校生であのボール（外角低めのチェンジアップ）をあそこ（中堅左）に運べる選手はいないです。ヘッドをうまく使って、超高校級の打撃だった」（ソフトバンク・宮田スカウト）

2017/7/29、「あの球をホームランにされたら、投げるところがないですね。強引にはいってないですし、ストライクゾーンに来たら、仕留める確率は非常に高い」（中日・正津スカウト）

2017/7/26、「ヤクルトに入ったら（人気は）荒木大輔以上だろう。投手は中6日で週に1日だけど、野手は毎日だから。ドラフト会議始まって以来の12球団（1位指名）もある。ウチもチャレンジしないと、チャンスを失う」（ヤクルト・衣笠球団社長）

2017/7/26、「（一塁守備での好判断について）リスクが少ない送球。最低でもアウト１つのセオリー通り」（DeNA・武居スカウト）

2017/7/26、「ホームランも打てて、得点につながるバッティングもできる。中心選手としての条件を持っている」（中日・石井チーフスカウト）

2017/7/22、「右投げ左打ちで、あれだけ左手の押し込みが強い打者は、なかなかいない。松井、筒香、掛布クラス」（西武・鈴木球団本部長）

2017/7/22、「こすってもあれだけ飛ぶ。ガツン！という打球もあるんだけど、ああいう放物線は今までの高校生にいなかった。凡打でも紙一重の打球が多い。今日は見るところがない、という試合が少なくなってきた。広角に打てるようになってきた。芯を食わなくても（スタンドまで）いくからね」（阪神・畑山チーフスカウト）

2017/7/22、「球とバットが当たっている時間が長い。木製バットでも対応できる」（広島・尾形スカウト）

2017/7/22、「ヘッドスピードが速いから、スタンドまで届く」（ソフトバンク・小川編成部長）

2017/7/16、「足、肩を開かず、丁寧に打った。この大会に懸ける決意を感じた。プロ志望届を提出すれば、かなり入札競合する」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2017/7/16、「会心の当たりじゃなくても、角度よく上がればそのままスタンドまで行くのが凄い。そのあたりがホームランアーチスト」（ソフトバンク・山本スカウト）

2017/7/9、「（リストアップしている）他の選手との絡みもある。できる限り、見に行きたい。良いのは分かっている。間違いなくナンバーワンです」（中日・正津スカウト）

2017/6/5、「将来を考えれば高校生のスターを取らないといけない。清宮は毎年出る選手ではない。他の候補とは比べようがない。内角はさばけるし、外も泳がない。中京大中京戦の最初のホームランは苦し紛れだったが、下半身が残っているから角度が良ければ飛ぶ。引っ張った時の打球は別格。パワーも余力を残しているから確率が高い」（中日・中田スカウト部長）

2017/5/22、「力と技を兼ねた打撃。なかなか低めをさばいてライナーでホームランにできない」（オリックス・長村球団本部長）