ドラフト候補のスカウト評価簿

■位置＝一塁手　■身長＝176cm　■投打＝右投左打
■所属＝岐阜・中京高


＜今井のスカウト評＞
2016/11/23、「高校通算68本塁打。迫力満点のフルスイングで、岐阜県内ではスター選手でした。本塁打の時のベース一周は後から付けられるものではありません。野球が好きで、好きで仕方ない。ドラフト最下位からはい上がるぞ、という空気を出している選手に我々は惹かれました。このチャンスを是非モノにしてほしいです。父はプロ野球選手、母はプロゴルファーという家系。ボールの扱いとプロ根性は間違いなし。是非頑張ってください」（日本ハム・大渕SD）

2016/10/26、「今井選手はチームを甲子園に導いた力があり、打撃に期待している。守備はサードを目指してほしい」（日本ハム・熊崎スカウト）

2016/7/29、「スイングはいい。甲子園では勝負してもらえるだろうから楽しみ。スローイングは柔らかいから、三塁手に挑戦しても面白いのでは」（中日・中田スカウト部長）

2016/7/29、「勝負してもらえない中、打ちたい気持ちが出て、ボール球を追いかけていた。甲子園ではベストスイングで飛距離と打球の強さを見せてくれることを期待したい」（ソフトバンク・山崎スカウト）

2016/7/29、「振りはすばらしいしスローイングも悪くない。いいものを持っている」（楽天・早川チーム統括本部副会長補佐）

2016/7/18、「マークされた中で甘いボールをよく逃さず仕留めた。ああいう打撃が今夏は重要になる」（ロッテ・小林スカウト）

2016/4/25、「スイングは高校生の中ではトップレベル」（巨人・藤本スカウト）

2016/4/25、「追い込まれてから逆方向にも打てる器用さがある」（ソフトバンク・山崎スカウト）



★今井（中京）、5球団絶賛
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■位置＝捕手　■身長＝177cm　■投打＝右投右打
■所属＝東京・帝京高


＜郡のスカウト評＞
2016/11/23、「強肩は今年のドラフトで1、2位を争う選手です。通常、捕手の売り文句は 『打てる捕手』ですが、彼は盗塁の出来る『走れる捕手』です。今年の夏予選では二盗、三盗、本盗を敢行するなど積極的なプレースタイルは既成概念にとらわれず、常に全力プレーのファイターズの選手にピッタリだと思います。同じポジションには高校の先輩になる石川亮選手がいますが、プロではライバルとして切磋琢磨して、暴れ回ってほしいと思います」（日本ハム・大渕SD）

2016/7/25、「肩と足がある。オールマイティーな捕手になれる素材」（日本ハム・岩舘スカウト）

2016/7/17、「足も使える捕手というのが好印象。代走から捕手に入るとか新しいタイプの捕手になれそう」（日本ハム・岩舘スカウト）
　

■位置＝投手　■身長＝180cm　■投打＝左投左打
■所属＝大阪・大阪桐蔭高


＜高山のスカウト評＞
2016/11/23、「スカウトの通説に『実際より大きく見える選手は買いだ』という言葉があります。高山選手は、まさにこのタイプでした。身長だけでなく、リーチを生かしたダイナミックな投球フォームはまだまだ粗削りですが、150キロを出す潜在能力は非常に高く、ここに技術が加われば、3年後には飛躍的に成長してくれるのではないか、と。そんな魅力満載の投手です。ドラフト前からファイターズに入りたいと思って、実際に入って来た強運。そして端正な顔立ちで次世代のスターを目指して欲しいです」（日本ハム・大渕SD）

2016/7/22、「力を入れた時の球はいいものがある。身体能力が高いし、素材もいい」（DeNA・高田GM）

2016/3/24、「もともと、150キロを投げるタイプではない。前評判は速球派だけど、実際はテクニック重視で試合を作るタイプ。カウントを悪くしてもボールを置きにいかない。勝利を大前提にした投球ができる」（中日・中田スカウト部長）

2016/3/24、「満塁でも無失点で抑える粘り強さが持ち味。負けたくない、という投手として一番大事な気持ちを持っている。そこを評価してあげたい」（中日・米村スカウト）

2016/3/24、「ポテンシャルからいうと、もっとよくなる。これからも成長すると思うし、崩れなかったのも成長」（阪神・畑山統括スカウト補佐）

2016/3/24、「2回のピンチを切り抜けてから投げっぷりも良くなった。球自体は良いし、もう少しスピードが出てくれば楽しみですね」（阪神・和田SA）

2016/3/24、「うちが測って最速144キロ。体がもう一回り大きくなれば、ダイナミックさに力強さが加わるだろう」（巨人・山下スカウト部長）

2016/3/24、「昨秋の明治神宮大会では力で押す投球を見た。きょうはスローカーブなど変化球が中心だった」（DeNA・吉田編成スカウト部長）

2016/3/24、「左投手らしい左投手という印象。夏に150キロが見られるだろう」（西武・渡辺ＳＤ）

2016/3/24、「体のサイズ、リーチの長さがあって球持ちもいい。目立ったのはカーブかな」（ロッテ・永野チーフスカウト）

2016/3/24、「これから夏にかけて楽しみ。あれだけの素材。高い能力はわかっている」（オリックス・内匠スカウト）

2016/3/24、「昨秋の明治神宮大会で150キロをマークした大阪桐蔭・高山は1メートル80、73キロと細身ながら、角度のあるボールで土佐打線を無失点に抑えた。監督の指示だと思うが、序盤は94キロのスローカーブやスライダーなど変化球が多く、最速はうちのスカウトのスピードガンで143キロ（球場表示の最速は139キロ）。150キロ前後の球を見たかったが、投球の幅を広げていると感じた。手足が長く、マウンドに立つと大きく見える。それでも本人は下半身など土台から、まだまだ体を大きくしなければならない、と考えているだろう」（ヤクルト・小川SD）

2016/3/24、「大阪桐蔭の高山はとんでもないポテンシャルを秘めた投手だと思う。細身で腕が長くて上半身がしなやか。リリースポイントも前の方だから、打者としては1メートルほど前から投げられているように感じるのではないか。そのせいで打者は球速表示以上に詰まらされたり、差し込まれていた。おそらくまだ本調子ではないだろう。それでいてこれだけのピッチングができる。力でねじ伏せる投球もできれば、ていねいに投げる粘り強さも備えているのがいい。

現時点ではまだ上半身のしなやかさだけで投げている印象で、下半身をうまく使えていない。車に例えて言えば5000ｃｃのエンジンを積んでいるのにフレームやタイヤが細い、といった感じ。粗削りな面も見られる。これから筋力がついて体が大きくなって、そのうえで上半身と下半身のバランスがよくなってくると、非常に楽しみ。その意味で伸びしろは無限大。ものすごいピッチャーになりそうな気がしてならない」（広島・田村スカウト）

2016/3/19、「（MAX140キロ止まりに）ポテンシャルはこんなもんじゃない。春から夏にかけてどれだけ成長できるか楽しみ」（阪神・畑山スカウト統括補佐）

2016/3/19、「（MAX140キロ止まりに）勝負どころでいい球を投げられる。楽しみな素材なのは間違いない」（日本ハム・芝草スカウト）

2016/1/5、「速い球を投げられる投げ方をしている。今年、どこまでブレークするか」（阪神・畑山スカウト）

2015/11/17、「もともと、力はあるし伸びしろも十分。来年ドラフト1位もある」（中日・米村スカウト）

2015/11/17、「これが一冬越して、コンスタントに球速が出せるようになると期待できる」（阪神・畑山スカウト）

2015/11/17、「初めて見たけど、こんな投手が出てくるとは。バランスもいいし、フィニッシュにも力が伝わっている」（広島・苑田スカウト統括部長）

2015/11/17、「左で150キロ？。プロでも最近見ていない。すごい投手が出てきた」（DeNA・欠端スカウトグループリーダー）
　　

■位置＝投手　■身長＝177cm　■投打＝左投左打
■所属＝広島・広島新庄高


＜堀のスカウト評＞
2016/11/23、「ファイターズの宮西投手を思わせる左サイドハンドです。しかし、球速は宮西投手以上の140キロ後半の直球を両サイドにビシビシと決める速球派投手。ピンチでも表情に出さない強いメンタル、毎日ブルペンに入る強い体。心身の両方を備えているので、高校生とはいえ、1軍での早い活躍が期待されるところです。投手として不足するところはほとんどないものの、堀選手が苦手なことはインタビューだそうです。野球と共に頑張って欲しいです」（日本ハム・大渕SD）

2016/10/21、「堀君は、うちとしては欲しかった選手。150キロ近い真っすぐを投げるし、チームでは宮西のようなタイプ。左投手は（補強の）最重要課題だったので良かった。非常に縁を感じている」（日本ハム・栗山監督）

2016/10/14、「すぐ使える。ストレートが良いからスライダーも良い」（中日・中田スカウト部長）

2016/10/5、「左投手であれだけコントロールが良く、切れのあるスライダーを放れれば（プロでも）何とか生きていける。いい度胸もしている。最終リストには残している。上位には来るでしょう」（広島・苑田スカウト統括部長）

2016/8/19、「もともと堀の評価は高かった。1回戦で（延長12回）177球を投げても球速が落ちないところを見るとスタミナもあるタイプ。先発型だと思う。外角に決まる球がいい」（ヤクルト・小川SD）

2016/8/19、「（中日の左腕）大野のような投手。負けん気が強くてコースを狙うとかじゃなくて、ストライクゾーンに『オラ！』って打てるものなら打ってみろという意気のある投球をする」（楽天・早川副会長補佐）

2016/8/18、「広島新庄の堀も評価が上がった。1位候補になると思う」（ロッテ・松本編成部長）

2016/8/17、「尻上がりによくなったように、スタミナは抜群だし、球の質がいい。将来的にすごい投手になる要素をいくつも持っている選手ですよ」（阪神・田中スカウト）

2016/8/14、「制球はやや気になるが、左なのですぐに使えるかもしれない」（中日・中田スカウト部長）

2016/8/11、「投げっぷりがいいし、ウチの田口の後輩なので、何度も見ている。スリークオーターで切れもいい」（巨人・山下スカウト部長）

2016/8/11、「県大会のときと比べて全体的に力みがあったけど何とか粘った。直球のキレで勝負するピッチャー。素材は良い」（阪神・田中スカウト）

2016/8/11、「スリークオーターからの腕の振りがよく、うちのスピードガンで直球の最速は143キロ、平均でも140キロをマークした。一見、（プロでも）中継ぎですぐ使えそうなタイプだが、177球を投げ切るスタミナがあり、先発完投でも・・・という声が上がるかもしれない。昨年秋からチェンジアップ、カーブ、ツーシームと変化球を増やし、この日も序盤はプレートの一塁側に足を置いていたが、体の開きなどに気付くと少し三塁側に位置を変えるなど修正力、器用さもあると聞く。履正社・寺島、花咲徳栄・高橋昂の両左腕とはタイプが違うが、楽しみな存在だ」（ヤクルト・小川SD）

2016/7/27、「高校生だと上位クラス。低めにも力強い直球を投げられている」（楽天・山下スカウト）

2016/7/27、「打者を見ながらしっかりと投球できている。疲労がある中、フォームが崩れずにしっかりと投げられている」 （ロッテ・永野スカウト）

2016/7/25、「きょうは良かった。それに、右打者へのインコースへの真っすぐをまだ投げていない。コースを隠しているし、また使ってない球種もいっぱいある」（阪神・田中スカウト）

2016/7/24、「回を重ねるごとに調子が良くなった。巨人の田口のようなタイプ。高校生でこれだけ投げられたら十分」（阪神・田中スカウト）

2016/7/24、「高校生の左腕では上位にくる」（ロッテ・高橋スカウト）

2016/7/16、「うちのスピードガンでは最速142キロだった。将来性のある左投手だと思う」（広島・白武スカウト部長）

2016/7/16、「高校生の左投手としては上位の候補。上からでも横からでも投げられる。横手投げなら左のリリーフとして楽しみな素材」（楽天・山下アマスカウト）
　　

★中日、堀（広島新庄）を上位候補に
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■位置＝一塁手　■身長＝177cm　■投打＝右投左打
■所属＝広島・広陵高→明治大


＜佐野のスカウト評＞
2016/11/22、「リストが強く、引っ張りの打球がいい。強くバットを振れる。筒香のようなスラッガーに成長してほしい」（DeNA・河原スカウト）

2016/11/14、「（関大戦で本塁打を放ち）見事な一発。長打力があることを再確認できた」（DeNA・河原スカウト）