ドラフト候補のスカウト評価簿

■位置＝投手　■身長＝171cm　■投打＝右投右打
■所属＝愛知・成章高→創価大


＜小川のスカウト評＞
2012/11/2、「東海大相手に点をやれないというプレッシャーもあっただろうが、いつも通りのピッチングはできていた。最大の持ち味は強気の姿勢。気持ちで引かず、内角をしっかり攻められる投球を見せてくれた」（ヤクルト・斉藤スカウト）

2012/10/25、「独特のフォームから投げ下ろすストレートはMAX146キロ。ボールには力があり、打者もタイミングが取りづらい。身体に力があり連投も可能で、スタミナもある即戦力右腕投手」（ヤクルト・斉藤スカウト）

2012/10/21、「好不調の波がほとんどない。15番目（外れ1位～2位）までには消える」（日本ハム・今成スカウト）

2012/7/24、「（6月の大学選手権では）評判通りのボールを投げていた」（オリックス・長村編成部長）

2012/6/14、「スピードガン以上の速さを感じるし、小さくてもボールの角度十分。体に力もあるから、プロではセットアッパーで使いたいな。ボールの出所が隠れるような投手は小さくたってプロで通用する」（中日・石井チーフスカウト）

2012/5/9、「ボールに強さがあってコントロールもいい。上位候補に入ってくる」（日本ハム・山田GM）



オリックス今秋ドラフト「和製ライアン」獲りへ、創価大の147キロ右腕・小川

■位置＝捕手　■身長＝182cm　■投打＝右投右打
■所属＝北海道・東海大四高→東海大


＜伏見のスカウト評＞
2012/11/1、「リーグ戦よりさらに良くなった。インコースもしぶとくカットで逃げながら、左前に持っていった。直球主体でリードができ、守備も落ち着きがある。大いに（来季１軍の）チャンスはあると思う」（オリックス・早川スカウト）

2012/10/25、「細川（ソフトバンク）のタイプになるかも。先輩の菅野の球を受けてきたし、経験豊富で投手が投げやすい。打撃も下位で慣れていけば、そこそこ計算できるでしょう」（巨人・長谷川スカウト）

2012/10/22、「落ち着いているよな。捕手らしくていいイメージ」（阪神・中村GM）

2012/10/18、「右方向の長打力があり、守備もいい。アマではトップ」（ソフトバンク・田口スカウト）

2012/10/1、「捕手では一番。まともに守れる選手すら少ないのに、打撃もいい。今の子はなかなか捕手をやりたがらないね。泥臭いポジションを嫌っているのか、なり手が少ない」（ソフトバンク・宮田スカウト部長補佐）

2012/9/22、「広角に打てるね。長打を打てるのが魅力」（巨人・山下スカウト部長）

2012/9/9、「最後まで追いかけていく存在ですね」（阪神・菊池スカウト）

2012/6/15、「打撃は去年の秋から成長している。送球もスムーズになってきた」（阪神・菊地スカウト）

2012/5/12、「今年（のドラフト候補）は長距離砲が少ないけど、２人（伏見＆坂口）とも長打を打てる。若い長距離砲が欲しいし、今後もチェックしていく必要がある」（巨人・山下スカウト部長）

2012/4/16、「打撃が良くなっている。確実性が出てきた。成長している」（阪神・菊池スカウト）

2012/4/16、「試合経験が豊富で、攻守にまとまっている」（巨人・長谷川スカウト）

2011/12/4、「攻守のバランスの良い捕手。上位候補」（中日・石井スカウト）


虎（阪神）、菅野の正妻獲る　伏見寅威

■位置＝外野手　■身長＝176cm　■投打＝右投左打
■所属＝福井・福井工大福井高→三重中京大


＜宮崎のスカウト評＞
2012/11/1、「攻走守三拍子そろい、足や肩、打撃に非凡なものがある。将来、１軍で十分に可能性のある選手」（ソフトバンク・村松スカウト）

■位置＝遊撃手　■身長＝178cm　■投打＝右投両打
■所属＝京都・立命館宇治高→立命館大


＜金子のスカウト評＞
2012/10/31、「走塁や守備のスピードが飛び抜けている。両打ちもプロでは武器になるし、スター性もある」（西武・後藤スカウト）

2012/10/23、「華のある選手。有終の一発を見せてくれた」（阪神・池之上スカウト課長）

2012/9/3、「春と比べて打撃は力強さが増している。いい素材だけど、スローイングは改善の余地がある」（広島・宮本スカウト部付部長）

2012/3/4、「足はプロでもトップレベル。これからも追いかけないといけない」（日本ハム・林スカウト）

2012/1/30、「超一級の黄金の足」（中日・米村スカウト）

■位置＝投手　■身長＝186cm　■投打＝右投右打
■所属＝神奈川・東海大相模高→東海大→日本ハム1位拒否→東海大留年


＜菅野のスカウト評＞
2012/10/26、「菅野はこの1年、苦しんだと思う。大きな期待、希望、夢を持って飛び込んで来なさいと言いたい。若い投手陣にも、本人にもいい刺激になる」（巨人・原監督）

2012/10/26、「（菅野を）指名しなかったのはDeNAには来てくれないから？。いやそれは関係ない。巨人に遠慮？。なんで遠慮するの。一番評価しているピッチャーをいきますということ。うちには（菅野より）東浜が一番合っていたのではないかということです」（横浜DeNA・高田GM）

2012/10/25、「ブランクがあると言うけど、中身の濃い調整をやってきて、巨人軍としては全く問題ないと思っています」（巨人・山下スカウト部長）

2012/10/25、「（菅野は）リストには残っています」（楽天・加藤チーム統括本部長）

2012/10/20、「“お願いします”と言って（調査書を菅野側へ）持って行かせたが、断られている。（強行指名は）カーッと頭に血が上って、いく問題じゃないから。球団として考える」（横浜DeNA・高田GM）

2012/10/18、「（巨人以外に指名されたら渡米報道に）何でそういうこと言うのかな？そんなこと言わずに、そうなったら勝手にアメリカに行けばいいだろ。（菅野の指名について）ウチだってわかんないぞ？。アイツは頭ひとつ抜けてる」（楽天・星野監督）

2012/10/17、「巨人に入りたい希望は分かる。でも意中の球団以外は米国に行くとか言っちゃ駄目。今までの巨人のやり方と同じ。一昨年の沢村みたいなことをやるから反発する球団が出てくる。脅しをかけるようなことはいかん」（横浜DeNA・高田GM）

2012/10/17、「菅野君は指名しません。うちとしては（１位は）その年の一番力がある選手。１年間のブランクがあることを考えたら（菅野が）一番力のある投手じゃないと思います」（日本ハム・山田GM）

2012/10/14、「菅野が純粋な気持ちで『巨人にしか行きたくない』というのは分かるし、それはあっていいと思う。ただ、ウチもどうしてもほしいと評価したら指名にいくし、それで向こうが嫌ならまた拒否すればいいだけの話。澤村の時のように『巨人にしか行きたくない』と言っていて『もし他球団が指名したらメジャーに行きますよ』という脅しをかけてきているわけではない。それ（本人の希望）はあって当然だし、いくとなればウチはルールにのっとってやるだけ」（横浜DeNA・高田GM）

2012/9/29、「ドラフトだから、ルールにのっとって指名して、罪人みたいになる雰囲気を出したらおかしいと思う」（横浜DeNA・中畑監督）

2012/9/26、「（スカウト会議にて）現場の要望は即戦力投手ということで、菅野も当然、入っている」（ヤクルト・島原チーフスカウト）

2012/7/20、「やっぱり即戦力投手が欲しい、という視点で考えたときに菅野君を外すことはできないということ。となると１位でなければ獲れませんから。菅野君の球威なら抑えとしても期待できる」（ヤクルト・鳥原チーフスカウト）

2012/7/4、「うちは東浜か菅野」（横浜DeNA・高田GM）

2012/7/3、「他球団が指名してくるかどうかは分からないが、一番評価しているということです。1年のブランクは関係ない」（巨人・山下スカウト部長）

2012/5/22、「何で遠慮するのよ。伯父さんだからって言うけど、堂上（直）なんてお父さんが中日にいたんだから。結果的には（阪神、中日、巨人で競合して）クジで中日になったけど、指名を遠慮する必要なんてない」（横浜DeNA・高田GM）

2012/5/19、「（浪人について）オレの意見だけど、ルールの上の世界に生きてるし、モラルとして夢をかなえる手段として、本当にいいのか。ウチだって権利はあるわけだから。指名したら罪人みたいになるのはおかしい」（横浜DeNA・中畑監督）

2012/4/24、「スカウト部員の皆さんの情報を全部集めて報告を聞きましたけど、聞いた結果としては現段階として１位の評価は変わらない。（ブランクについて）そうであっても支障にはならないと思っている。（1位指名決定のあいさつについて）東海大はリーグ戦中だし、そういう中で我々の勝手な事情というか、それを持ち込むこともできないので、今すぐにどうこうというのはない。また、しかるべき時期に伝えなくてはと思っているけど、今のタイミングではないと思っている」（巨人・原沢GM）

2012/4/1、「留年も就学ととらえている。今年の秋のドラフトで再び指名する権利はあると認識している」（日本ハム・山田GM）

2012/3/8、「まだ日本ハムに交渉権があるので。きょうはあいさつだけ。１００％ではないけど、それなりのボールは投げていた。順調に調整しているようだ」（巨人・山下スカウト部長）


菅野（東海大）巨人一本、渡米覚悟