ドラフト候補のスカウト評価簿

■位置＝投手　■身長＝196cm　■投打＝右投右打
■所属＝大阪・大阪桐蔭高


＜藤浪のスカウト評＞
2012/10/26、「左手で（クジを）引くと決めていたが、当たるとは。これは藤浪君の運。甲子園のマウンドが似合うということ。近い将来、チームの中心になる力がある」（阪神・和田監督）

2012/10/11、「高校生ではＮｏ．１の評価。（藤浪1位の）可能性はあります。（即戦力として）試合で使えば使える。現場の意向次第では競合覚悟でいくこともあるよ」（中日・中田スカウト部長）

2012/10/10、「大阪桐蔭の藤浪で決定しました。この時期に決めることで、ヤクルトの意思表示をするという（熱意の）表れです。甲子園で春夏連覇を達成し、国体でも優勝した。高校を出たばかりでも、即戦力として起用できる」（ヤクルト・衣笠球団社長）

2012/10/10、「甲子園などで力を発揮できたすごいピッチャーだと思っている。ぜひ一緒にやってみたい。（自身でくじを引くことに）いい方法ないかな。責任重大ですね」（ヤクルト・小川監督）

2012/10/7、「高校生の大谷、藤浪、森、笠原といったところももちろん候補。幅広く考えている」（中日・中田スカウト部長）

2012/10/5、「きょうはあいさつというかね。本人に直接会って『１位でいかせてもらいます』と伝えました。（藤浪は）しっかりした印象でした」。（阪神・佐野統括スカウト）

2012/9/27、「地元の藤浪以外に1位はない。阪神は（本拠が）兵庫県でしょ？。地元が大阪の我々としては取りに行かないといけない。阪神GMの中村さんには負けませんよ。抽選に強い人を選ばないと」（オリックス・村山球団本部長）

2012/9/25、「会議の中でみんなの総意で、藤浪を1位でいくと決まりました。（表明したのは）みんなの総意の中で早めに決まった中でね。前はそこまで決まらなかったので。今日が正式決定？。そうですね、はい。春夏連覇のピッチャーで、春の時よりも夏、そして世界選手権で韓国に行ってエースとして活躍した。大会、大会の中で成長がみられた。競合になると思いますけど」（阪神・佐野統括スカウト）

2012/9/25、「（阪神が藤浪1位決定し）彼の持ち合わせた諸条件と言うか、そういうことを考えあわせたら、タイガースにおけるこういう環境下で藤浪以外ないでしょう。甲子園であれだけのスーパースター。ましてや地元でね。球団の総意としては当然だと思います」（阪神・中村GM）

2012/9/12、「藤浪も大谷も外国人投手に負けないくらいよかった。技術は即戦力だと思うけどあとは体力。マー君（楽天・田中）みたいに（高卒１年目の）開幕からいけるか。我々が目指すのは４月から」（横浜DeNA・高田GM）

2012/9/7、「連投という中でもしっかり投げている。大事な試合で自分のピッチングができている。走者を背負ってからの球が素晴らしかった」（阪神・佐野統括スカウト）

2012/9/7、「見るたびに成長を続けている」（ソフトバンク・宮田スカウト）

2012/9/6、「調子が悪かったかわからないけれど、要所ではいい球を投げている。いろんな面で成長している」（阪神・佐野統括スカウト）

2012/9/6、「直球も速いし、変化球も良かった。国際球に慣れるまで時間がかかると思うけど、投球のバランスもいいし、何も言うことはない」（横浜DeNA・高田GM）

2012/9/2、「さすがは春夏連覇の投手。国際球にもしっかり対応できていた。緩急の使い方もうまくスピードより速く感じる。国際舞台でも堂々と投げられている点も評価できる」（阪神・山本スカウト）

2012/9/2、「負けられない大事な試合で抜群の安定感だった。１年生の時から考えたら凄く成長している」 （日本ハム・山田GM）

2012/8/28、「疲れがある中でコンスタントに１５０キロが出る。スタミナがあるところも評価するポイント」（阪神・畑山スカウト）

2012/8/25、「ウチは即戦力が欲しい。藤浪、大谷は即戦力。大学生と一緒のレベルと評価している。高校生は入って1年間はとか、夏場からという人もいるけど、マー君（楽天）や松坂（レッドソックス）の例もあるしね」（横浜DeNA・高田GM）

2012/8/24、「求めていた理想的な存在。みんなの注目が集まる甲子園の決勝で自分の持てる力をすべて発揮できる。あの精神力は素晴らしいの一言です。競合になるのは間違いないんじゃないか」（阪神・南球団社長）

2012/8/24、「気持ちが入って、普段より3、4キロ速かった。スタミナがついているね。ここ2試合はどんどん状態を上げていた。大会中にも成長している。スライダー、カットボールのキレと制球が良くなった。球速は、気負うことなく強弱をつけられるのが成長。春夏連覇はいわゆる、持ってるということでしょう。今後も追っていきます」（阪神・畑山スカウト）

2012/8/24、「地元の大阪の選手だし、最優先になるでしょう。最終的にどうなるか分からないけど、僕の中では最高（の評価）ですよ。競合覚悟です」（オリックス・村山球団本部長）

2012/8/24、「全国ナンバーワン投手。直球も変化球のキレもいい」（広島・宮本スカウト部付部長）

2012/8/24、「良くなってきている。（投球術を）ウチのピッチャーに教えてやってくんねえかな・・・。完成度が高い」（楽天・星野監督）

2012/8/24、「１位候補の一人。春先よりもよくなった」（ヤクルト・鳥原チーフスカウト）

2012/8/24、「１位候補です。いい素材なのは間違いない」（広島・鈴木本部長）

2012/8/2、「マウンド上での風格が出てきた。ここぞという時の球がいい」（横浜DeNA・吉田スカウト部長）

2012/8/23、「大会中もだんだんよくなっている。チェンジアップやフォークで抑えるなど投球の幅が広がっている」（阪神・畑山スカウト）

2012/8/23、「アウトコース低めの球はプロでも打てない。春は勢いで投げていたところがあったが、スタミナの配分を考えて投げているし、球のバラツキが少なくなった」（日本ハム・山田ＧＭ）

2012/8/23、「大きい体を持て余すことなく使えているし、左バッターのインコース、特にスライダーがいい」（オリックス・古屋編成部国内グループ長）

2012/8/21、「変化球を使うなどいい投球術を身に付けた。（甲子園の大舞台で活躍する）そういうものを持っている」（阪神・佐野統括スカウト）

2012/8/21、「荒々しさなど彼らしいスタイルで勝ち上がった。体ができればもうワンランク上のピッチングになりそうな伸びしろが見える」（阪神・畑山スカウト）

2012/8/19、「藤浪は頭がいい。学科も5教科500点満点で、400点後半を取る。それが野球にも出てます。制球が算数で計算したように実に考えられているんです。そんなん見られる。幸せです。（視察について）中日の先発エース・吉見一起の入団前の試合も全部見ました。追っかけです。スカウトと選手は、将来の親子です」（中日・中田スカウト部長＆米村スカウト）

2012/8/16、「上下のバランスがよくなった」（ロッテ・松本編成統括）

2012/8/16、「投手では大阪桐蔭・藤浪晋太郎君がずば抜けていました。荒削りだった春と比べ、フォームのバランスが良くなり、コントロールが安定しました。変化球もいいし、プロでも先発完投型だと思います」（巨人・山下スカウト部長）

2012/8/14、「どこの球団も評価している選手。佐野統括スカウトから報告を受けていますが、すごく良い選手。前評判通りです。（候補の１人か？という報道陣の問い掛けに）、そんな言い方は失礼でしょ。すごいピッチャーなんですから」（阪神・高野球団本部長）

2012/8/14、「春より雰囲気が落ち着いているし、球も速くなっている。高校時代のダルよりいいかもしれない」（横浜DeNA・吉田編成スカウト部長）

2012/8/14、「変化球の精度がよくなった。荒れながらも抑える。1位で消える選手？。もちろん」（オリックス・古屋編成部国内グループ長）

2012/8/14、「100パーセントいい投手。直球の速さ、キレも増してきた。こんな投手はあまり出てこない」 （広島・宮本スカウト部付部長）

2012/8/14、「センバツ以降、少し違ったものを見せてくれて、地力もついてきている。フォームが安定してそれがマウンドで出ていた。当然、ドラフト上位候補。また大きくなってくれることを期待して、追いかけたいです」（阪神・畑山スカウト）

2012/8/14、「投げる球を見ていると、指先の感覚が優れているなと感じる。短いイニングなら、現状の力でプロの一軍打者にも対応できるだろうし、身体がさらに出来ればより高いレベルの投球ができると思う」（オリックス・長村編成部長）

2012/8/14、「直球のスピードも魅力だけど、スライダーのキレも抜群。右打者は体の近くに来てから鋭く曲がっていくので、怖く感じるのではないか」（広島・鞘師スカウト）

2012/8/14、「スピードガン的には十分過ぎる数字が出ている。頭も良くて、努力家と聞いている。まだまだ将来、鍛えがいのある投手」（ソフトバンク・永山スカウト部長）

2012/8/14、「春よりも体に軸ができてバラつきが減ってきた。ウチにいたダルビッシュも細くて球が速かったけど、藤浪君も似ている。プロで向こう10年、エースを張っていける逸材」（日本ハム・山田GM）

2012/8/14、「ダルビッシュのように手先が器用なので変化球に頼りがちだけど、直球中心に投げれば、このくらいの投球はできる」（ロッテ・松本編成統括）

2012/8/14、「スライダーはプロでも十分通用する。春よりも、打者の手元でスライダーがピュッと曲がるようになった」（広島・苑田スカウト部長）

2012/7/27、「高校生で（花巻東の）大谷の力は抜けて上だが、藤浪には『考える力』がある」（ソフトバンク・永山スカウト部長）

2012/7/27、「ストレートで押すだけでなく、変化球を使う投球術は夏までの成長。試合の中で修正できるし、力で押すだけでなくいろんな球種を使って勝つ投球をしている」（阪神・畑山スカウト）

2012/7/24、「カーブなど変化球も器用に操る。プロに入ったとしても、早い時期に1軍で使える投手になりそう」（阪神・葛西スカウト）

2012/7/24、「投球術を身につけてきた。さすがナニワのダル、というところ」（広島・宮本スカウト部付部長）

2012/7/15、「同じ145キロでも練習試合と公式戦では違う。気持ちが入っているというかね。見に来てよかった。ドラフト1位候補は初戦が大事だから」（阪神・畑山スカウト）

2012/7/15、「センバツよりフォームがコンパクトになった。球の出どころを見づらくしながら球速を出そうとしている。大谷（花巻東）とは違う方向で進化していこうとしているんでしょう」（ロッテ・松本編成統括）

2012/7/6、「軽く投げてもいい球がいっていた。いい最終調整になったのでは」（阪神・池之上西日本統括スカウト）

2012/7/6、「練習試合とはいえ力のある球。スピードよりキレにこだわって投げられている」（阪神・畑山スカウト）

2012/7/4、「藤浪は、あれは即戦力。（指名に）いってもいいな。いく価値はあるよな」（横浜DeNA・高田GM）

2012/6/11、「選抜大会の時より直球のキレやカットボールがかなり良くなっている」（ソフトバンク・宮田スカウト部長補佐）

2012/6/4、「やっぱり、いい投手です。今日はスライダーが多かったけれど、夏に向けていろいろな投球パターンを探っているんでしょう」（横浜DeNA・小林スカウト）

2012/6/4、、「久しぶりでこれだけ投げられるのはすごい。高校生投手では一番じゃないか」（広島・苑田スカウト部長）

2012/6/4、「上背があり、１位で消える素材。来週の東北大会は花巻東の大谷投手が出るし、この時期に２人を見ることができていい」（ソフトバンク・永山スカウト部長）

2012/3/9、「投球の力強さが増した」（西武・後藤スカウト）



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