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2008年ドラフト指名予想
(2008年1月29日最終更新)

2008年はドラフト制度が変わる

2007年ドラフトは高校生と大学・社会人を分離し、実施方法は1巡目にかぎり「入札・抽選制」によって行われました。

2008年ドラフトは制度が変わります。↓の記事を参照。

■11/7、中日スポーツ2面より
プロ野球実行委員会が6日、東京都内で開かれ、来季からの新ドラフト制度は、高校生と大学生・社会人を分離していた現行方式から一括開催方式に戻す改正案を正式に承認した。一本化は10月のドラフト制度検討委員会で合意していた。

実施方式については、あらためて独自案を出した巨人のほか、阪神、広島、ソフトバンクが対象選手の希望を反映させる方式を主張した。だが、ほかの8球団は基本的に完全ウエーバー制を要望したため、これまでと同様に意見はまとまらなかった。14日のオーナー会議で中間報告し、20日のドラフト制度検討委で再度協議する。



■11/7、スポーツニッポン5面より
プロ野球の実行委員会が6日、都内のコミッショナー事務局で行われ、来季以降のドラフト制度については結論が出ず、20、27日のドラフト制度検討委員会に持ち越された。今回の会議では来季からの新ドラフト制度について、高校生と大学生・社会人を分離していた現行方式から一括開催方式に戻す改正案を正式に承認した。

実施方式については対象選手の希望を反映させる方式を主張する巨人、広島、ソフトバンク、阪神の4球団中、巨人と広島から独自の案が出されたが賛同を得ることは出来なかった。

また、ソフトバンクを除く、パ5球団と横浜、中日、ヤクルトの8球団は、ウエーバー制を要望したため、12球団の意見はまとまらなかった。14日のオーナー会議で中間報告し、20、27日のドラフト制度委員会で集中協議する。


↑の記事を読むとわかりますが、2008年ドラフトは統一ドラフトへ戻ることに決定しました。しかし、「完全ウエーバー制」で行われるのか、「選手希望反映制」で行われるのか、それとも昨年のように1巡目にかぎり「入札・抽選制」によって行われるのか、意見の対立が激しく、現在(2008年1月29日現在)のところ、まだ未定です。

12球団中4球団しか支持がない「選手希望反映制」は、おそらく実現不可能でしょう。ここでは、支持球団の多い
「完全ウエーバー制」が採用されると仮定して、シミュレーションしてみます。

「完全ウエーバー制」を知らない人はこちらを参照。(←重要。これを理解できないと話になりません)

2008年ドラフトは、大学生では巽君(近畿大)、岩本君(亜細亜大)、社会人では田沢君(新日本石油)の評価が高く、1巡目で消えることが確実視されています。2007年ドラフトのように「入札・抽選制」だったら複数球団の指名は間違いないでしょう。

しかし「完全ウエーバー制」になったら・・・(完全ウエーバー制を知らない人はこちらを参照。)

2008年のペナントレースの行方はわかりませんので、2007年と全く同じ順位だと仮定してシミュレーションしてみます。


◆2008ドラフト会議が完全ウエーバー制で行われたら・・・
ウエーバー
順位
球団名 1巡目
1番目 オリックス 巽(近畿大)
2番目 ヤクルト 田沢(新日本石油)
3番目 西武 岩本(亜細亜大)
4番目 広島 ???
5番目 楽天 ???
6番目 横浜 ???
7番目 ソフトバンク ???
8番目 阪神 ???
9番目 ロッテ ???
10番目 中日 ???
11番目 日本ハム ???
12番目 巨人 ???

はたして上の表のようになるかはさておき、ウエーバー順位が下位だと、巽君(近畿大)、岩本君(亜細亜大)、田沢君(新日本石油)などの特Aクラスの選手を獲得できる可能性は非常に小さくなります。

例えば、2008年1月のスカウト会議で横浜ベイスターズが田沢君(新日本石油)をトップランクでリストアップしました。横浜・宮本チーフスカウトは「特Aの評価です」と高く評価。地元・神奈川出身ということもあり、譲れないでしょう。しかし問題はウエーバー順位です。2008年、横浜ベイスターズがセ・リーグを制し日本一に輝くと、ウエーバー順位は12番目となり、獲得はほぼ不可能になります。田沢君を獲るのならば、ウエーバー順位が1番目〜5番目でないと厳しいです。

もう一つ例を挙げましょう。2008年1月のスカウト会議で中日ドラゴンズが巽君(近大)を有力な上位候補としてリストアップしました。中日ドラゴンズの親会社にあたる中日スポーツは「ビッグ3」の一人と絶賛し、強力プッシュしています。しかし2008年、中日ドラゴンズがペナントレースを制し日本一に輝くと、ウエーバー順位は12番目となり、巽君(近大)獲得はほぼ絶望となります。

長々と書きましたが、意味分かりますか?

つまり、
2008年ドラフトが「完全ウエーバー制」によって行われた場合、最も重要なのはペナントレースの順位なのです。(当たり前のことなのですが、理解していない人がとても多いようです)

「完全ウエーバー制」よりも、「入札・抽選制」のほうがベターだと思いますが、いかがでしょうか?。クジ引き抽選のないドラフト会議は面白味に欠けます。もしも「入札・抽選制」がダメなのならば
「指名順抽選制」というのもあります。(こちらを参照

「ドラフト予想コンテスト」にて、皆様からドラフト制度についての意見を募集しました。いろいろな意見があり、おもしろいです。ドラフト制度について皆様の声はこちら



ドラフト制度がよく分からない方は必読

訪問者の方から質問のメールがちょくちょく届きます。よくわかってない人が多数いらっしゃるようですので、↓は参考に。


よくある質問=「完全ウエーバー制になったら、外れ1巡目はどうなりますか?」

答え=完全ウエーバー制になったら、「外れ1巡目」はありません。もう一度、読み直してくださいね。ウエーバー制、完全ウエーバー制についてはこちらを参照



よくある質問=「完全ウエーバー制になったら、岩本君(亜大)や巽君(近大)は何球団が指名すると思いますか?」

答え=完全ウエーバー制になったら、重複指名はできず、同一選手でダブることはありません。ウエーバー制、完全ウエーバー制についてはこちらを参照